かつてはプロ御用達のイメージがあった一眼レフカメラですが、今では誰でも扱える入門向けの機種が充実しています。
値段もかつては10万円を超えていましたが、現代では5万円程度で手に入れることができ、グッと身近になりました。
カメラの選び方
一眼レフとコンパクトデジタルカメラの写真記録センサーの大きさを比べると、一眼レフのほうが約10倍大きなセンサーを使っています。
同じ1,000万画素でも一眼レフやミラーレスのほうが1画素当たりの面積が大きいため、余裕をもって高品質な写真が撮影できるのです。
また、入門機でもプロ向けと同じ仕組みになっていることが多く、入門機種でもプロ向けと同じアクセサリーで撮影できることも魅力の一つです。
一眼レフやミラーレスの場合、交換レンズは基本的にボディーと同じメーカーしか使えないので、最初のメーカー選びは非常に重要になってきます。
どのメーカーも画質は十分ですが、選ぶならキャノンかニコンの一眼レフがおすすめです。
プロが使うカメラの大抵はどちらかですし、初心者向けのモデルも充実しています。さらに、交換レンズやアクセサリーの種類も豊富で安価で手に入れやすいです。
ランクは下から2番目のモデルがおすすめ
キャノンやニコンは多くのモデルを販売していますが、初めてならそれほど高いスペックは必要ありません。
キャノンならEOS Kissシリーズ、ニコンならD5000シリーズがおすすめ。
一番入門用のモデルは機能が大幅に省略されているので避けたほうが無難です。
レンズの選び方
一眼レフは撮影対象や撮りたいイメージにあわせてレンズを交換できます。カメラの性能を十分に生かし、楽しむために重要なのが使用用途に合わせたレンズ選びです。
撮影対象ごとに最適なレンズを選ぶことで、写真に自分のイメージを反映させることができます。
広角レンズ
人の視野より広い範囲を撮れるレンズです。風景写真に最適です。
また、室内の様子も全体的に収められ、集合写真の撮影に使いやすいレンズです。
標準レンズ
人間の視野に近い画角で、見たままの写真が撮影できます。
街中のスナップ写真に最適です。
また、中望遠と呼ばれる焦点距離70～120mm程度のレンズはポートレートに向いています。
望遠レンズ
離れ場所からアップで撮影できます。焦点距離が長いほど背景との距離感が圧縮され、被写体が浮きだちます。
最初はカメラ購入時についてくるキットレンズで問題ありません。
用途に応じて複数のレンズがあると便利なので、撮りたい写真に応じて増やしていくといいでしょう。