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世紀ごとのフェラーリの印象

フェラーリの印象

私はフェラーリが大好きです。
私の考える魅力の一つは時代にかかわらず美しいスポーツカーであるということでしょうか。
あとは「音」ですかね。何千回転でどんな音がでるか、を計算されており、ある一定の回転数になるとエンジン音が身体を突き抜ける感覚は最高です。
とはいっても、自分のフェラーリは持っていません。だけど、大好きなのです。
今回は世紀ごとのフェラーリの印象について騙りたいと思います。

20世紀のフェラーリ

レーシングカーをまんま公道仕様にしたというほど、運転に力と技術が必要でした。
当時のフェラーリは3,000~4,000ccの12気筒エンジンを積んでいるのに、トヨタ・ヴィッツくらいの大きさしかなく、エアコンももちろんありません。
低速時にハンドルを切ろうとするとお尻が浮くほど力が必要ですし、走行時も車輪の反力が凄くて保持するのも大変。
クラッチの踏力は40~50kgもあり、まるでフットレストです。ギアシフトは乱暴なシフトは受け付けてくれません。
ギアチェンジするときはアクセルとクラッチで回転数をあわせないと、トランスミッションのギアが壊れてしまうほど繊細なものでした。
ちょっとした運転でも大変ですが、これがスポーツカーなのです。
フェラーリは、F1を頂点とするレースで勝つことを目的としており、その資金調達のため、車を売っていました。
その姿勢に私はカッコいいと思ったほどです。

21世紀のフェラーリ

21世紀になるとフェラーリでも時代の流れには逆らえませんでした。
乗りやすさが重視され、初心者でも運転できるようになります。
それでもエンジンは4,000~8,000ccあるので、恐ろしいほどスピードが出る高級車となったのです。
また、デザインの美しさはかわりませんが、風洞実験によって空力が十分に考慮され、時速300kmでも緊張感なく走れるようになりました。
だけど、物足りなく感じるのですよね。

やはりフェラーリF40

個人的には20世紀のフェラーリに思い入れがあります。中でも私にとって、フェラーリはフェラーリF40ですね。
創業者であるエンツォ・フェラーリが自ら企画し、開発にかかわり、承認した最後のスポーツカーです。
当時におけるエンジニアリングの最高傑作であることは間違いないでしょう。
私は一度乗せていただく機会がありましたが、乗り心地は正直、最悪ですが当然です。
なんといってもそのままレースに出られる仕様の車なのですから。