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モータースポーツを撮影するポイント

モータースポーツを撮影するポイント

サーキットでの楽しみ方は人それですが、私は撮影を楽しみにしています。モータースポーツのかっこよさ、迫力で一度は撮ってみたいと思うでしょう。
数十万円もする一眼レフやミラーレス、これまた数十万円する超望遠レンズを装着してレーシングマシンを追いかける、私と同じような人は毎年増えているのもうなずけます。
ですがモータースポーツ撮影は被写体が高速で動くため、撮影方法を知っておかなければなりません。
そこでよい写真を撮影するためのポイントについてご紹介します。

モードの選び方が重要

モータースポーツ撮影で最も重要なポイントはカメラの設定です。上手くピントを合わせても、被写体がブレてしまいます。
これはシャッタースピードのせいなのです。
以下の設定にすれば、ブレることはなくなります。モータースポーツ撮影に限らず、動きの早い被写体に適した設定なので覚えておきましょう。

・シャッタースピード最優先モードにする
・シャッタースピードを1/1000秒に設定する
・ISO感度はオートに

ピントの合わせ方

レーシングマシンの通る位置が大体わかるなら、事前に狙った場所にピントを合わせるようにしましょう。
以下の設定にするとピントがあった写真で撮影できますよ。

・レンズのモードをマニュアルフォーカスに
・ピントリングを回してレーシングマシンの通ると思われる位置にあわせる
・構図を決めておく
・レーシングマシンが通るタイミングでシャッターを連射

躍動感のある写真が撮れる流し撮りのやり方

流し撮りとは遅めのシャッター速度を設定し、被写体の動きを追うようにカメラを動かして撮る手法です。
被写体はハッキリと背景は流れるように撮影でき、スピーディーでダイナミックに写真になります。
ポイントは被写体の動きに応じたシャッタースピードを設定し、その動きにあわせられるかどうか。
テクニックが必要ですが、うまくいけば上手な写真になりますよ。

・シャッタースピードは最優先モードにする
・シャッタースピードは1/60秒~1/125秒くらいの中速シャッターに設定
・オートフォーカスは連続撮影に設定
・画面内を横切るようにレーシングマシンを追いかけカメラを動かして撮影

ピントはカメラ任せで構いません。一脚や三脚でカメラの軸を固定して被写体を追いかけるとブレにくくなります。
コツをつかむのは大変ですが、コツをつかめるまで何度もやってみましょう。