2023年4月14日から16日の3日間、幕張メッセで開催されたオートモビルカウンシル2023に行ってきました。
今回より「Classic Meets Modern」から「Classic Meets Modern and Future」にテーマが改められ、新たなステージを目指したそう。
イベント内容は、メーカー、インポーターによる市販車やヘリテージカーの展示、新世代自動車の展示などです。
このイベントでは国内外の名車が一堂に会しており、じっくり見ることができました。
会場のど真ん中に華々しいフェラーリ・スペチャーレの展示
主催者テーマ展示は「~エンツォ・フェラーリ生誕125周年企画~『フェラーリ・スペチャーレ』」の企画が展開されました。
幕張メッセには6台のフェラーリが展示されています。
1984年型フェラーリ288GTO
当初はグループBラリーカーとして開発されましたが、グループBの廃止に伴い、市販車としてリリースされます。
ピニンファリーナがデザインした美しく精悍なボディを持つ限定生産モデルであり、わずか272台が製造されました。この希少性と限定性は、現在でもコレクターズアイテムとして高い評価を受けています。
1990年型フェラーリF40
1987年にフェラーリ創業40周年を記念してリリースされたスーパースポーツ。創業者であるエンツォ・フェラーリが存命中に発売された最後のモデルです。
その圧倒的なパフォーマンスと特異なデザインから、スーパーカーの代表的な存在とされています。コレクターにとっても非常に価値のある車両であり、フェラーリの伝統と技術を体現した一台と言えるでしょう。
1997年型フェラーリF50
F50は、F1マシンのテクノロジーを応用して開発されたモデル。
カーボンコンポジット製のセンターモノコックにF1エンジンをストレスマウント化し、高剛性な車体構成を採用しています。このため、F50は「公道を走るF1」とも称され、レーシングカーのダイナミックな性能を楽しむことができます。
流れるようなボディラインや大胆なエアロダイナミクスが特徴で、スポーティで洗練された外観を持っています。
2004年型フェラーリ・エンツォ
フェラーリ・エンツォは、フェラーリの創業者であるエンツォ・フェラーリに敬意を表して作られた特別なモデルです。
伝統のV12をミッドシップ搭載する21世紀最初の限定生産車として知られる。当初は349台の予定だったが、50台が追加生産されました。
2016年型フェラーリJ50
フェラーリが日本市場進出50年を記念して日本市場のためだけに10台のみ製作されました。
その希少性と特別なデザインにより、J50はコレクターにとって非常に価値のある車となっています。
2020年型フェラーリ・モンツァSP1
1950年代のレーシングカーを思わせるスタイリングが特徴的です。ルーフやウインドスクリーンがないオープンボディデザインであり、カーボン製のボディが使用されています。
伝統的なフェラーリのスポーツレーサーを想起させる要素が注ぎ込まれたアイコニックなモデルであり、希少性と独自のスタイリングが魅力です。
その他の名車も
国産のヘリテージカーでは、日産『フェアレディZ432』、ホンダ『S600』クーペ、トヨタ『スポーツ800』、トヨタ『カローラレビン』、マツダ『ファミリア・ロータリークーペ』などの希少モデルを見ることができました。
名車をじっくりと見られるので、何時間でも滞在できてしまいそうに感じられるイベントだったと思います。